オチアイ・ヒロミツ。元プロ野球選手、プロ野球監督。
2011年1月14日、球界の功労者をたたえる「野球殿堂入り」が発表され、中日ドラゴンズの監督を務める落合博満が、競技者表彰プレーヤー部門で選ばれた。現役監督の殿堂入りは、46年ぶり3人目。
1953年12月9日、秋田県生まれ。東洋大学中退後、社会人野球の東芝府中を経て、79年にドラフト3位でロッテに入団。史上最多となる3度の三冠王獲得後、中日、巨人、日本ハムへと移籍。98年、シーズン終了後に引退。三冠王のほかMVP(最高殊勲選手賞)2回、首位打者5回、本塁打王5回、打点王5回の記録を残した。2004年、中日の監督に就任し、1年目でリーグ優勝。07年にはチームとしては53年ぶりの日本一の座を獲得。落合監督は10年まで2年連続1票差で落選しており、“3度目の正直”で殿堂入りとなった。監督としてユニホームを着ている時期に殿堂入りするのは、川上哲治、鶴岡一人以来46年ぶり3人目となる。