カワダ エツコ。衆院議員(東京21区)。10月22日に行われた衆院東京21区の補欠選挙で当選。同補選は、政策秘書給与の着服など、詐欺罪で起訴された山本譲司元議員(民主党を除名)の辞職に伴うもので、即日開票の結果、無所属新人の川田悦子さんが、自民党候補などを破り、初当選した。川田さんは、元東京HIV訴訟原告団代表・川田龍平さんの母親。同原告団副代表として、薬害エイズ問題で厚生省と製薬会社の責任を追及。今回の選挙では、インターネットなどで、川田さんの立候補を知った無党派ボランティアたちが、全国から駆けつけ、既成政党の組織選挙を打ち破り、10月15日の長野県知事選の田中康夫氏の勝利に続く、無党派候補の勝利となった。
49年、福島県生まれ。白河女子高校卒業。87年、血友病の子どもを守る親の会を結成、事務局長に。93年、薬害エイズ訴訟に参加。96年、同訴訟は被害者勝訴で和解成立。人権アクティビストの会副代表。