オクダ・ヒロシ。元日経連会長(トヨタ自動車会長)。
5月28日、日本経営者団体連盟(日経連)と経済団体連合会(経団連)が統合し、新たな経済団体「社団法人日本経済団体連合会(略称=日本経団連)」となり、初代会長に就任した。経済・産業政策問題を主軸に活動してきた経団連と、労使関係専管団体として活動してきた日経連の統合によって、より実行力を高め、現在経済界が直面している諸問題の速やかな解決をめざす。
1932年、三重県出身。一橋大学商学部卒業。55年、トヨタ自動車販売(現・トヨタ自動車)に入社。95年、社長就任。徹底的にコスト管理を行い、新交通システムや燃料電池の開発などに尽力。97年には米経済誌『ビジネスウィーク』で「世界の最優秀経営者25人」に選ばれた。99年に会長に退き、同年より日経連の会長だった。