オオイシ・ハツタロウ。国語学者。
5月25日、国語辞典などの辞書の編纂や敬語の研究で知られる言語学者の大石初太郎さんが、呼吸不全のため死去。91歳。
1911年、静岡県生まれ。39年、東京文理科大学(筑波大学の前身のひとつ)国文科卒業。48年に設立された国立国語研究所の話しことば研究室主任研究員、第一研究部長などを経て、専修大学教授、文教大学教授を歴任。「新選国語辞典」、「新解国語辞典」の編集に携わったほか、「敬語」、「新しい敬語」などの著書は日本語の乱れが問題になり始めた70年代後半から80年代前半にかけて話題となった。