エリス・マルサリス。Ellis Marsalis Sr。公民権運動支援者。
9月19日、アメリカの黒人公民権運動支援者エリス・マルサリスさんがルイジアナ州ニューオーリンズの病院で死去。96歳。
1908年、アメリカ・ミシシッピ州生まれ。21年にニューオーリンズに移り住み、36年にはアフリカ系市民としては初めてエッソのサービスステーションのマネジャーを務めた。養鶏農家をしていた43年にニューオーリンズのミシシッピ川近くで40部屋のモテルを開業。人種差別のためホテルに宿泊できない黒人を中心に人気を集め、故キング牧師ら黒人公民権運動家や有名ジャズミュージシャンが愛用したことで知られた。マルサリスさんはピアニストのエリス・マルサリス・ジュニアの父、トランペット奏者ウィントン・マルサリスやサックス奏者ブランフォード・マルサリスの祖父であり、ジャズ界名門一家の家長でもあった。