トクヤマ・マサモリ。本名、洪昌守(ホン・チャンス)。プロボクサー。
2007年3月15日、WBCスーパーフライ級前王者の徳山昌守が、日本ボクシングコミッションに引退届を提出。
1974年、東京都生まれ。東京朝鮮中高級学校でボクシングを始め、94年プロデビュー。2000年8月、世界タイトル初挑戦でWBCスーパーフライ級王者となる。以後、04年6月に川嶋勝重に敗れるまで、8連続防衛に成功。在日コリアン3世であることを公表して闘う姿が話題にもなった。05年7月に川嶋に雪辱して王座に復帰し、06年2月、日本のジム所属選手の最年長記録となる31歳5カ月で、1度の防衛を果たした。この防衛戦の前には、引退を示唆(しさ)する発言もしたが、試合後は進退を保留。総合格闘技へ転向する、という話ももちあがった。しかし同年12月には、1階級上のWBCバンタム級王者、長谷川穂積との対戦を熱望して、自身の王座を返上。長谷川サイドが難色を示して対戦が実現せず、徳山の引退表明となった。戦績は36戦32勝(8KO)3敗1分け。