スワ・テツシ。作家。
2007年7月17日、第137回芥川賞の選考会で、諏訪哲史の「アサッテの人」(「群像」6月号)が選ばれた。
1969年、愛知県生まれ。國学院大学文学部哲学科卒。大学時代から独文学者の故種村季弘に師事。大学卒業後、地元の会社で6年間働いた後、退職して2年半ほど執筆に専念。このときに書かれた「アサッテの人」を新人賞に応募したが落選。名古屋市内の専門商社に再就職し小説からは遠ざかっていた。その後、高校の同窓会をきっかけに8年前の作品に加筆し、第50回群像新人文学賞を受賞。続いて芥川賞も受賞した。記者会見では、しばらくは地元名古屋で会社勤めと執筆を並行する考えを示した。