タムラ・エリコ。女優、歌手。
2007年12月15日、元人気アイドルで、現在は国際派女優として活躍する田村英里子が、鳥山明の人気漫画を実写化したハリウッド映画、「Dragonball」に出演することがわかった。
1973年、茨城県生まれ。8歳から13歳までドイツで過ごした帰国子女。ラジオ番組のオーディション企画でグランプリを獲得して芸能界入りし、14歳で映画「花の降る午後」に出演する。89年に歌手デビューし、その年のシングル「真剣(ほんき)」がヒットしてさまざまな新人賞を受賞。本人をモデルにしたアニメ「アイドル伝説えり子」が放映されるなど絶大な人気を集め、“80年代最後のアイドル”と呼ばれた。ドラマ、映画、CMなど多方面で活躍していたが、2000年に、女優としてのステップアップを目指して単身渡米し、ハリウッド女優への挑戦を始める。06年、「サーフ・アカデミー 恋のマヒマヒ・ダンシング」で初のハリウッド映画出演を果たす。近年は、NHKの番組「英語でしゃべらナイト」でハリウッドスターへのインタビューを担当し、07年9月からは、アメリカNBCの高視聴率ドラマ「HEROES」にレギュラー出演するなど、活躍の幅を広げていた。
今回の映画で田村が演じるのは、主人公“孫悟空”の敵、ピラフ一味の“マイ”役。また、プロデューサーをヒット映画「少林サッカー」の監督、周星馳(チャウ・シンチー)が務めるなど、日本でも大きな注目を集めている。08年夏に全米で公開される予定。