カトウ・ヒロカズ。元野球選手。
2008年1月21日、かつて大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)などで、俊足巧打の外野手として活躍した加藤博一さんが、肺がんのため死去。56歳。
1951年、佐賀県生まれ。県立多久工業高校から70年にテスト生で西鉄ライオンズ入団。73年、俊足を生かすためスイッチヒッターに転向するも芽が出ず、76年の阪神移籍後、ようやく「江川キラー」として頭角を現した。80年には打率3割1分4厘でリーグ5位となるが、83年には大洋に移籍。85年からは1番高木豊、3番屋鋪要と「スーパーカートリオ」を結成し、その年3人で148盗塁(高木42、加藤48、屋鋪58)と走りまくった。打率2割7分1厘、本塁打23、打点176、盗塁169の通算成績を残し、90年に引退。以後、野球解説者として、独自の明るいキャラクターでファンに愛されたが、2006年に肺がんが判明、入退院を繰り返していた。