エドワード・ノートン・ローレンツ。Edward Norton Lorenz。気象学者。
2008年4月16日、アメリカの気象学者で「カオス理論」の提唱者、エドワード・ローレンツ氏が、がんのため死去。90歳。
1917年、アメリカ、コネティカット州生まれ。ハーバード大学などで数学を学んだ後、マサチューセッツ工科大学で気象学の博士号を取得。研究員を経て同大学教授に。コンピューターを使った気象学研究の基礎を築いた。その過程で、気象モデルのシミュレーションで、初期条件のわずかな違いによって結果に大きな差が生じる現象「バタフライ効果」を発見し、予測が困難で複雑な現象を扱うカオス理論を提唱した。