ミヤケ・イッセイ。ファッションデザイナー。
2009年7月14日、ファッションデザイナーの三宅一生が、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙に寄稿。自らの原爆体験に触れながら、バラク・オバマ大統領に広島訪問を促した。
1938年、広島県生まれ。63年に多摩美術大学図案科を卒業。65~69年にかけパリとニューヨークでデザイン修業を積んだ後、70年に東京で三宅デザイン事務所を設立。73年のパリ・プレタポルテ・コレクションに初参加。以後、世界的なファッションデザイナーとして活躍を続けている。出身地の広島で7歳の時に被爆。「原爆を生きのびたデザイナー」と見られるのを嫌って、その体験をほとんど語らずにきたが、2009年4月にオバマ大統領が「核兵器のない世界」を訴えたプラハ演説をきっかけに、「オバマ大統領が閃光と呼んだものから生き残ったものの一人として発言する責任がある」と考えたという。