カガワ・テルユキ。俳優。
2009年11月4日、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のマスコミ試写会が行われ、主人公の一人である正岡子規を演じる香川照之らが記者会見。
1965年、東京都生まれ。父は歌舞伎役者の三代目市川猿之助、母は女優の浜木綿子。東京大学文学部を卒業後、89年にNHK大河ドラマ「春日局」で、俳優デビュー。90年代は「静かなるドン」などのVシネマやテレビドラマを中心に活躍し、2000年の映画「独立少年合唱団」でブルーリボン賞や毎日映画コンクールの助演男優賞を受賞。カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した00年の「鬼が来た!」や、東京国際映画祭の男優賞を受賞した03年の「故郷の香り」といった中国映画の出演で、国際的な知名度も高めた。「坂の上の雲」では、結核で死去する正岡子規を演じるにあたり、15キロの減量をしたことでも話題になった。同ドラマの第1部は09年11月29日から12月27日に放送されるが、香川は10年1月3日から放送される大河ドラマ「龍馬伝」でも、物語の中心的な役割を担う岩崎弥太郎を、連続して演じる。