ニッタ・ヨシヒロ。スキー選手。
2010年3月21日、バンクーバー・パラリンピックのノルディックスキー距離男子1kmスプリント・クラシカル立位で、日本選手団主将の新田佳浩(日立システム)が優勝。新田は10kmクラシカル立位に続き2つ目の金メダル。
1980年6月8日、岡山県生まれ。3歳のとき祖父が運転する農機具に巻き込まれ左腕のひじから先を切断。初スキーは4歳で、クロスカントリースキー競技は小学3年から始め、中学2年で県代表として全国大会にも出場。冬季パラリンピックには長野大会で初出場。ソルトレークシティー大会のクラシカル5kmで銅メダル。トリノ大会ではクラシカル20kmで5位とメダルを逃した。日本選手団主将として参加したバンクーバー大会では18日の10kmクラシカル立位で、同大会で日本初となる金メダルを獲得。孫を傷つけたと悔いる祖父の首に金メダルをかけ、励ましたいとの念願を果たした。