ハンク・ジョーンズ。Hank Jones。ジャズピアニスト。
2010年5月16日、1930年代から活躍を続け、「ミスター・スタンダード」と呼ばれたジャズピアニストのハンク・ジョーンズさんが、ニューヨークのホスピスで死去。91歳。
1918年7月31日、アメリカ、ミシシッピ州生まれ。弟はトランペット奏者のサド、ドラマーのエルビン。10代のころから地元で演奏活動を始め、44年にニューヨークに居を移した。以後、チャーリー・パーカーやマイルス・デイビスと共演し、ベニー・グッドマン楽団に参加して世界各地で演奏するなど、ジャズの黄金時代から現代まで活躍を続けた。自らの作曲によるアルバムも60枚以上を数える。スタンダード曲の演奏の華麗さには定評があった。62年、当時のケネディ大統領のバースデー・パーティーで、マリリン・モンローが歌う「ハッピー・バースデー」のピアノ伴奏を務めたことでも有名。たびたび日本公演を行い、パナソニックのCMにも登場するなど、親日家としても知られ、2010年2月の日本ツアーが最後の海外公演となった。