ウチダ・ミツコ。ピアニスト。
2011年2月13日、第53回グラミー賞授賞式が行われ、クラシックのピアニスト、内田光子がクリーブランド管弦楽団と共演した「内田光子/モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番」で最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞を受賞。
1948年12月20日、静岡県生まれ。外交官だった父とともに、小学校卒業後、12歳でウィーンに移り住み、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。69年ベートーベン・コンクール第1位、70年ショパン国際ピアノコンクールでは日本人歴代最高となる第2位、75年リーズ国際コンクール第2位など数々のコンクールで入賞。以後、ロンドンを拠点に「世界のウチダ」として欧米の音楽祭の常連となるなど国際的に活動。2009年にはイギリス政府から「デイム(Dame)」(男性の「ナイト」に相当)の称号を授与されている。受賞作は、1980年代にモーツァルト・ピアノ・ソナタ全曲連続演奏会で世界的な名声を得た内田が、クリーブランド管弦楽団とともに行った演奏をライブ録音したもの。