カイオウ・ヒロユキ。本名、古賀博之。力士。
2011年7月19日、大相撲七月場所(名古屋場所)7日目に1047勝の大相撲最多勝記録を打ち立て、その後4連敗した、戦後最年長大関の魁皇が、現役引退を表明。
1972年7月24日、福岡県生まれ。小学3年から相撲を始め、88年友綱部屋入り。同年三月場所(春場所)、本名の古賀で初土俵。同期には若乃花(第66代横綱)、貴乃花(第65代横綱)、曙(第64代横綱)らがいた。92年一月場所(初場所)で新十両となり、しこ名を魁皇と改める。93年五月場所(夏場所)新入幕。2000年五月場所(夏場所)で初優勝し、九月場所(秋場所)大関に昇進。大関在位は歴代最多タイの65場所。優勝5度。通算1047勝のほか、幕内在位107場所、同出場1444回、同879勝など多くの歴代1位の記録を残した。引退後は年寄浅香山を襲名し、友綱部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たるが、2年後に独立し“魁皇部屋”を興す予定。