スズキ・マサアキ。指揮者、オルガン・チェンバロ奏者。
2012年4月16日、「音楽の父」と呼ばれる作曲家バッハにゆかりのあるドイツのライプチヒ市がバッハ作品の演奏・普及の功績をたたえる「バッハ・メダル」を、チェンバロ・オルガン奏者の鈴木雅明に贈ると発表。日本人の受賞は初となる。
1954年4月29日、兵庫県生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業後、同大学院音楽研究科器楽専攻(オルガン)を修了。その後、アムステルダムのスウェーリンク音楽院に留学。帰国後、神戸松蔭女子学院大学助教授、東京藝術大学音楽学部器楽科(古楽)助教授を経て、2004年から10年まで同大学教授を務めた。その一方、1990年に「バッハ・コレギウム・ジャパン」を結成。同楽団の音楽監督を務め、古楽器を使用したバロック音楽の第一人者として国内外で高く評価されている。「バッハ・メダル」は2003年に創設され、指揮者のニコラウス・アーノンクールなどバッハ作品の演奏に貢献した世界的な音楽家に授与されている。