カメイ・マサオ。21世紀臨調会長。
6月23日、民間人の立場で、行財政改革、および政治改革に取り組んだ亀井正夫さんが、肺炎のため死去。86歳。
1916年、兵庫県生まれ。東京帝国大学法学部を卒業後、39年、住友本社に入社。戦後、住友電工に移り、73年から82年まで社長、91年6月まで会長を務めた。83年には、日本国有鉄道再建監理委員長に就任、旧国鉄の分割、民営化に主導的な役割を果たした。また92年には政治改革推進協議会(民間政治臨調)の会長に就任。99年7月に新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)に名称が変わってからも会長を務め、財界人として行政改革に尽力した。