スズキ・アキラ。本名、今井明夫。ノンフィクション作家。
7月22日、ノンフィクション作家の鈴木明さんが、虚血性心不全のため死去、77歳。
1929年、東京生まれ。立教大学文学部卒業。出版社勤務を経てTBSの放送専門誌「調査情報」編集長を務めたあと作家に。73年南京事件をあつかった「『南京大虐殺』のまぼろし」で第4回の大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同作品はいわゆる南京大虐殺で行われたとされる「百人斬り」が事実ではなかったとして「大虐殺」自体の信憑性にも疑問を投げかけ、「虐殺派」「まぼろし派」「中間派」入り乱れた大論争を巻き起こした。その他の著書に「リリー・マルレーンを聴いたことがありますか」「追跡」「昭和20年11月23日のプレイボール」「ジャーナリズムの原点はゴシップである」などがある。