カタガミ・ダイスケ。棋士。
2月23日、将棋のプロを養成する「奨励会」三段リーグで、東京大学法学部3年の片上大輔三段が四段昇段を決め、初の東大生プロ棋士が誕生。
1981年、広島県生まれ。師匠は森信雄六段。小学6年生で奨励会に入り、高校3年生で三段リーグに昇段。翌年、東京大学文科1類に合格し上京。四段のプロ棋士になるには、年2回の最終関門「三段リーグ」で上位2位までに入らなければならない。2002年から03年にかけて2回あった昇段のチャンスを逃し苦しんだが、リーグ10期目となる今回は、開幕から12連勝するなど絶好調。3月8日のリーグ最終日を前に2位以内が確定し、四段昇段を決めた。将棋界で東大出身棋士は初めてとなり、注目を集めた。一方、囲碁界ではNHK囲碁番組の司会も務める人気棋士、万波(まんなみ)佳奈二段がタイトル初挑戦で、知念かおり女流棋聖を破り、2月25日付で新女流棋聖となったことも話題を呼んだ。