コマツ・マサユキ。水産庁漁場資源課長。
7月19日、水産庁の小松正之漁場資源課長がIWC(国際捕鯨委員会)総会に13年連続して出席。
1953年、岩手県生まれ。東北大学卒業後、77年農水省入り。日米漁業交渉、サケ・マス漁業交渉などに携わり、在イタリア大使館一等書記官を経て、水産庁漁業交渉官として捕鯨を担当。2000年資源管理部参事官、2002年より漁場資源課長。IWC日本代表代理、FAO(国連食糧農業機関)水産委員会議長、インド洋マグロ漁業委員会(IOTC)日本代表などを歴任。率直な物言いとねばり強い交渉力を武器にIWC総会やミナミマグロ裁判などで日本の主張を展開する日本の漁業交渉の顔の一人。絶対不利といわれた商業捕鯨をめぐる賛成国と反対国との勢力争いをあと少しで逆転できるところまで巻き返してきた。著書に「国際マグロ裁判」「クジラは食べていい!」「クジラと日本人」「くじら紛争の真実」「クジラその歴史と科学」などがあり、捕鯨再開に向けての日本の戦略についての論文で東京大学から農学博士号を授与されている。