キセノサト・ユタカ。本名、萩原寛(ゆたか)。大相撲力士。
11月1日、新番付が日本相撲協会から発表され、18歳3カ月の萩原改め稀勢の里が、昭和以降では貴花田の17歳8カ月に次ぐ2番目の若さでの新入幕を果たした。
1986年、茨城県生まれ。相撲好きの父の影響で小学2年のころから相撲大会に出場。中学時代は野球部のエースで4番。「おしん横綱」と呼ばれた元横綱・隆の里の鳴戸部屋に、中学卒業後、入門。2002年三月場所で初土俵。序ノ口、序二段を1場所で通過。04年初場所では17歳6カ月という史上3位の若さで幕下優勝。夏場所では、元横綱・貴乃花の17歳2カ月に次ぐ17歳9カ月で十両に昇進。十両3場所を26勝19敗で突破し、一場所先に入幕を果たしたライバルの琴欧州、豊ノ島に追いついた。