オシイ・マモル。映画監督。
12月4日、日本SF作家クラブ主催の第25回日本SF大賞選考会が開かれ、押井守監督の映画「イノセンス」が大賞を受賞。
1951年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、77年タツノコプロに入社。テレビアニメ「一発貫太くん」でアニメ演出家としてのスタートを切り、80年、スタジオぴえろに移籍。「うる星やつら」のテレビアニメ、劇場用アニメを手がけ評価を確立、84年フリーとなる。その後手がけた「機動警察パトレイバー」シリーズでは100万本のビデオセールスを記録。95年に公開された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は、アメリカやイギリスでも公開され、翌年にはアメリカ・ビルボード誌でセルビデオチャートNo.1を獲得。01年の実写映画「Avalon」は日本映画としてはじめて日韓同時公開された。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編「イノセンス」は第57回カンヌ国際映画祭で、日本のアニメ作品としてはじめてコンペティション部門に参加。ドリームワークスによるアジアを除く地域での世界配給が決まるなど注目を集めていた。