オオヒラ・タカユキ。プラネタリウム開発者。
2月14日、日本科学未来館とプラネタリウム開発者の大平貴之が共同開発した500万個の恒星を映し出す「メガスターII cosmos」が「世界で最も先進的なプラネタリウム」としてギネス・ワールド・レコーズ(ギネスブック)に登録。
1970年、川崎市生まれ。高校時代にピンホール式のプラネタリウム1号機を製作。91年日大生産工学部在学中に個人での製作は不可能といわれていたレンズ投影式プラネタリウムを完成。同大大学院を経て電機メーカーへ就職後も、趣味でプラネタリウム製作を続け、98年には170万個の星を投影する移動式プラネタリウム「メガスター」を完成。メガスターは青山スパイラルホールや惜しまれながら閉館となった五島プラネタリウムなどで公開され大きな話題となった。03年には410万個の星を再現可能にした「メガスターII」を完成、フリーとなった。04年には世界最多500万個の恒星を映し出す「メガスターII cosmos」を日本科学未来館と共同開発。ギネス・ワールド・レコーズに申請手続きを行い、04年12月認定。著書に「プラネタリウムを作りました」がある。