タムラ・トシヒコ。アマチュア登山家。
5月21日、世界7大陸の最高峰(セブンサミット)登頂に挑戦していた田村俊彦が、最後に残っていた北米アラスカ・マッキンリーの登頂に成功。
1958年、群馬県生まれ。95年に自身のC型肝炎感染を知り、「長生きできないのなら、やりたいことをやろう」と登山をはじめ、いきなりアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに登頂。勤め先をリストラされながらもスポンサーやカンパに頼らず、自費だけでこつこつ海外登山に挑戦を続けた。2004年にはエベレストを制し、05年には1月にビンソンマシフ(南極)、3月にコジウスコ(オーストラリア)を制覇。今回のマッキンリー登頂で、日本人9人目のセブンサミッターとなった。出発前「おふくろに成功をプレゼントできたら、次は結婚に挑戦する」と話していた自称「普通のおいちゃん」の快挙は、世間を驚かせた。