カルロ・ポンティ。Carlo Ponti。映画プロデューサー。
2007年1月10日、イタリア映画を代表する大作、名作を数多く手がけた映画プロデューサー、カルロ・ポンティさんが、肺の合併症のため死去。94歳。
1912年、イタリア・ミラノ生まれ。ミラノ大学で法律を学び弁護士となるが、間もなく映画界に転身。40年代初めからプロデューサー業を始める。フェデリコ・フェリーニ監督「道」、ピエトロ・ジェルミ監督「鉄道員」、デービッド・リーン監督「ドクトル・ジバゴ」、ミケランジェロ・アントニオーニ監督「欲望」「砂丘」などの大作、名作を含め、150本以上の作品を手掛けた。ビットリオ・デ・シーカ監督の「ひまわり」など多数の作品に起用し、国際的な人気女優に育てあげたソフィア・ローレンと57年に再婚。その際、重婚罪で訴追され、正式に婚姻が成立するまで9年を要するなど、私生活でも話題となった。