ヒガシコクバル・ヒデオ。芸名、そのまんま東。タレント、宮崎県知事。
2007年1月21日、ビートたけしの一番弟子で、たけし軍団の筆頭として知られたタレントのそのまんま東(本名、東国原英夫)が、官製談合事件による前知事の辞職に伴って行われた宮崎県知事選挙を制した。
1957年、宮崎県生まれ。「笑ってる場合ですよ!」(フジテレビ系)の出演をきっかけに、82年、ビートたけしの一番弟子となる。83年にはたけし軍団を結成し、人気を獲得するも、86年、師匠とともに「フライデー襲撃事件」を起こした。また、98年には16歳の少女から性的サービスを受けた件と、事務所の後輩に暴行を加えた件で、タレント活動を自粛したこともあった。2000年に早稲田大学第二文学部に入学し、芸人学生として話題になった。04年同大学政治経済学部に再入学し、06年3月に中退。本来07年7月に行われるはずだった知事選への出馬もうわさされていた。県政の信頼回復が争点になった今回の知事選では、政党や特定の団体からの「しがらみ」のなさを強調。入札制度改革や、年350億円の予算を削減する県財政の再建策を盛り込んだ「そのまんまマニフェスト」を前面に押し出し、政党の支援を受け行政経験をアピールした他の候補者らを大差で破った。