ソエジマ・マサズミ。車いすマラソン選手。
2007年4月16日、雨と強風の悪天候の中で行われたボストン・マラソン車いすの部男子で、1時間29分16秒で優勝。ボストンマラソンの車いすの部を日本勢が制したのは初めて。
1970年、長崎県生まれ。23歳のとき実家の鉄工所で勤務中に事故に遭い、脊椎を損傷。94年から車いす競技を始め、96年大分国際車いすマラソン大会のハーフマラソンで総合6位。2004年アテネ・パラリンピック4×400mリレーで銅メダルを獲得。05、06年JALホノルルマラソンで2年連続コースレコードで優勝。07年の第1回東京マラソンも制している。悪天候を味方につけ、体重が重く、下りのスピードに優る欧米勢に対し、坂道でも休まずこぎ続けたことが今回の勝利につながった。