タマオキ・ヒロシ。本名、宏行。司会者。
2010年2月11日、「ロッテ歌のアルバム」や「にっぽんの歌」などテレビの歌謡番組で名調子の司会者として活躍した玉置宏さんが、脳幹出血のため死去。76歳。
1934年1月5日、神奈川県生まれ。明治大学商学部を卒業後、56年に男性契約アナウンサー第1号として文化放送に入社。退社後フリーとなり、司会業に専念。58年からテレビの歌謡番組の草分けとなった「ロッテ歌のアルバム」（TBS系）の司会を19年間担当。七五調の曲紹介は「玉置節」と呼ばれ、番組冒頭の「1週間のごぶさたでした」のあいさつは流行語にもなった。このほか、テレビ番組「象印スターものまね大合戦」、「にっぽんの歌」などの司会、ラジオ番組「玉置宏の笑顔でこんにちは!」のパーソナリティーなどでお茶の間に親しまれた。落語や浪曲などの大衆演芸に詳しく、2002年には横浜市にオープンした大衆芸能専門館「横浜にぎわい座」の館長に就任。1996年から「ラジオ名人寄席」では出演者などを決める席亭を務めていたが、2008年に、玉置さんが提供した音源の一部が放送の許諾を得ていなかったことが問題となり、責任を取って第一線を退いていた。