カトウ・モモコ。棋士。
2011年12月12日、女流将棋の新設タイトル戦「第1期リコー杯女流王座戦」決勝5番勝負第5局で、加藤桃子奨励会1級が清水市代女流6段を下し、16歳で初代「女流王座」を獲得。従来、奨励会員は原則として女流棋戦に出場できなかったため、女流棋士に属さない奨励会員が、女流タイトルを獲得した初のケースに。
1995年3月9日、静岡県生まれ。父が奨励会出身で、母も将棋クラブで指導体験があるという家庭に育ち、5歳から将棋を始める。2006年、11歳のとき、安恵照剛八段門下で女性では史上2番目の若さで奨励会に入会。11年9月18日に奨励会1級に昇級した。愛称は「カトモモ」。リコー杯女流王座戦は、女流棋士、奨励会員、アマチュアまで含めた「すべての女性に門戸を開くオープン大会」として、11年3月に新設された大会。奨励会からは加藤1級、伊藤沙恵1級、女流三冠で女流棋士と奨励会の二重籍を持つ里見香奈1級の3人が参戦していた。