タケダ・ツネカズ。JOC会長、国際馬術連盟副会長。
10月24日、日本オリンピック委員会(JOC)は、竹田恒和常務理事をJOCの新会長に選出した。
竹田氏の会長就任は、八木祐四郎前会長の急死にともなうもの。2008年夏季五輪の大阪招致でわずか6票しか獲得できず、国際スポーツ界で影響力の無さを露呈したJOCの立て直しのため、国際馬術連盟副会長、長野五輪組織委員会のスポーツディレクターとして、国際経験も豊富な竹田氏が後任会長に選ばれたもの。
1947年、東京都出身。父は、明治天皇の孫、竹田恒徳氏(元JOC委員長、IOC名誉委員)。慶応義塾大学卒業。小学校3年から馬術をはじめ、72年のミュンヘン、76年のモントリオール、80年のモスクワと3大会の五輪「馬術障害飛越」代表に(モスクワ大会は日本のボイコットで出場せず)。英語、ドイツ語に堪能で、国際的発言力も高い。87年にJOC委員となり、91年にJOC理事に。馬術連盟幹部がバルセロナ五輪代表選手から多額の現金を受け取っていたことが発覚し、99年にJOC、馬術連盟の役職から総辞職。2001年4月、JOC常務理事として復帰。