かわぐち・よりこ。前環境相、外相。
2月1日、田中真紀子外相の更迭にともない、小泉純一郎首相は、後任に川口順子環境相の起用を決定。環境相の後任には、大木浩元環境庁長官(衆議院議員・橋本派・愛知8区)が就任する。
1941年、東京都出身。65年、東京大学から通産省に入省。エール大学大学院に留学。90年、通産省通商政策局経済協力部長となり、通産省本省初の女性部長として話題になる。同年、駐米公使。93年、通産省を退官し、サントリー常務に。2000年、第2次森内閣に、民間からの起用で、環境庁長官に就任(のち省庁再編で環境大臣に)。小泉内閣でも再任された。田中前外相の就任中に新たに発覚した外務省の腐敗問題、大臣と官僚との抗争で混乱停滞した外交の立て直しなど、新外相が取り組むべき課題は多い。