3月20日、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育されていたメスのラッコ「エミ」が、老衰による出血性腸炎で死亡(3月22日同水族館が発表)。推定年齢23歳。
エミは、1983年にアラスカからのほかの3頭と一緒に鳥羽水族館に来館。つぶらな瞳と、お腹の上で貝を叩いて割る可愛い仕草で、「ラッコブーム」の火付け役になった。来館時の推定年齢は4歳。19年間、飼育されているうちに体毛は銀白色に変わり、「色白の美人ラッコ」としてアイドルに。野生のラッコの寿命は15年前後といわれ、「エミ」は人間にたとえると100歳を超えていた。