タカミサカリ・セイケン。本名、加藤精彦(せいけん)。大相撲力士(前頭3枚目)。
7月20日、大相撲名古屋場所で人気力士の高見盛が初の殊勲賞受賞。
1976年、青森県生まれ。小学校4年のときに、いじめられっ子だったのを何とかしようとした担任の先生から「相撲をやらないと給食のおかわりを認めない」といわれ、相撲を始める。弘前実業高校では国体優勝、日本大学4年でアマチュア横綱となり、99年東関部屋に入門。スピード出世で2000年名古屋場所では新入幕で敢闘賞を受賞したが、翌場所のけがで幕下に陥落。02年再入幕後は幕内に定着している。ロボットのようなぎごちない所作と、自分に気合を入れるために胸と顔を手でたたき、握りしめたこぶしを力いっぱい降り下ろすパフォーマンスとで「角界のロボコップ」と呼ばれ人気が急上昇。03年名古屋場所では2横綱、2大関を破り9勝6敗の成績をあげ、初の殊勲賞を受賞した。