コミヤ・テルユキ。上野動物園長。
8月1日、東京・上野動物園(1882年開園)の園長に、一般職の飼育係からたたき上げてきた小宮輝之・飼育課長が就任。
1947年、東京都生まれ。明治大学農学部畜産学科卒業後、72年多摩動物公園の飼育係となり、主に日本産動物や鳥類の飼育を担当。86年上野動物園に移り、2000年から飼育課長、この間、東京都建設局公園緑地部で動物園を担当。井の頭自然文化園飼育係長、多摩動物公園飼育課長などを務めた。上野動物園に園長制度が敷かれて103年になるが、学者や獣医師ではなく、一般職採用で飼育係出身の園長は、15代目の小宮さんが初めて。著書に「ぼくのわたしのすいぞくかん」「動物園で毎日働く」「目からウロコの動物園」「カメのかいかた そだてかた」、絵本に「ぼくの わたしの すいぞくかん」など多数がある。