ナカムラ・シュンスケ。プロサッカー選手。
6月30日、ドイツのサッカー専門誌「キッカー」が、コンフェデレーションズカップのベスト11に、日本代表のMF中村俊輔を選出。
1978年、横浜市生まれ。7歳のときに深園FCでサッカーを始める。91年に日産FCジュニアユースへ入団し、全国制覇を2度経験した。桐光学園高校では2年連続で全国高校サッカー選手権に出場し、3年生のときには準優勝を果たした。また、国際舞台ではU-19、U-20日本代表に選出されている。高校卒業後の97年に横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)に入団すると、3年目でエースナンバーの10番を背負い、2000年のJリーグ1stステージ優勝に貢献。同年、U-23日本代表としてシドニーオリンピックに出場した。このころから日本代表にも定着し始めるが、トルシエ元日本代表監督のチーム構想から外れ、02年の日韓ワールドカップには出場できなかった。しかし同年、イタリア・セリエAのレッジーナに移籍。得意の左足から放たれるパスとシュートがイタリアでも通用することを証明した。個人タイトルはJリーグベスト11を2度、JリーグMVPを受賞。04年のアジアカップではベスト11とMVPに輝いている。05年6月にドイツで行われたFIFAコンフェデレーションズカップでは、日本代表は強豪国を相手に善戦したが惜しくも一次リーグ敗退。しかし、3試合で2度のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた中村は、ブラジル代表MFロナウジーニョ、アルゼンチン代表MFリケルメ、ドイツ代表MFバラックなど各国のスター選手が顔をそろえた今回のベスト11に、一次リーグ敗退国から唯一選出された。