キヨミヤ・カツユキ。早稲田大学ラグビー部監督。
2月12日、東京の秩父宮ラグビー場でラグビー日本選手権2回戦が行われ、清宮克幸率いる早稲田大学がトップリーグのトヨタ自動車に28対24で勝利。18年ぶりに大学勢が社会人チームを破った。
1967年、大阪府生まれ。大阪府立茨田高校でラグビーを始め、3年生時に大阪の花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビー選手権に出場。進学した早稲田大学では、87年度の大学選手権で優勝。さらに、当時は大学王者対社会人リーグ王者で行われていた日本選手権で東芝府中を破り日本一に輝いた。89年度には、主将として大学選手権を再び制覇。卒業後はサントリーに進み、ナンバー8、フランカーとして活躍した。2001年に現役を引退し、早稲田大学の監督に就任。低迷していた母校を5年連続の関東大学対抗戦全勝優勝、3度の大学選手権制覇に導いた。今選手権を最後に同校の監督を勇退し、06年からトップリーグ・サントリーの監督に就任する。大学勢が社会人チームに勝利するのは、自身が在籍していた87年度の早稲田大学以来となる快挙。しかし、19日の準決勝ではトップリーグで優勝を果たした東芝府中と対戦し、0対43の完封負けを喫した。なお、東芝府中は決勝でNECと引き分け、優勝を分けあった。