スズキ・タダシ。いわき市アンモナイトセンター主任研究員。
5月15日、国立科学博物館などの研究チームが、1968年に鈴木直が発見した首長竜「フタバスズキリュウ(双葉鈴木竜)」はエラスモサウルス類の新種であると発表。
1951年、福島県生まれ。中学生の時に化石発掘に興味を持ち、休日ごとに2時間かけて発掘現場に出かける高校生活を送る。高校2年生の時、いわき市内の大久川岸にある約8500万年前の地層・双葉層群から首長竜の化石を発見。「フタバスズキリュウ」と名付けられた。発見当時は首長竜の分類研究が進んでいなかったため、種を特定できなかったが、新たな研究成果を踏まえて、目と鼻の位置や骨の形状から新属新種だと判明した。今回、鈴木の名と発見された地層にちなんだ「フタバサウルス・スズキイ」が学名として命名され、「フタバスズキリュウ」も正式な和名となった。