サカイ・ケンジ。作曲家。
2012年5月18日、ベルギーで開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールの作曲部門で、パリ在住の酒井健治が、「バイオリンとオーケストラのための協奏曲」でグランプリを獲得。同部門での日本人のグランプリ獲得は藤掛廣幸、西村朗以来35年ぶり。
1977年、大阪府生まれ。京都市立芸術大学でピアノと作曲を学び、フランス国立パリ高等音楽院、ジュネーブ音楽院、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)などで作曲や電子音楽を学んだ。これまでにオーケストラ作品「ヘキサゴナル・パルサー」で2009年度武満徹作曲賞1位などの受賞歴がある。エリザベート王妃国際音楽コンクールは、フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクールと並ぶ世界3大コンクールの一つで作曲、バイオリン、ピアノ、声楽の4部門がある。12年はバイオリンと作曲の2部門が選考対象で、バイオリン部門では成田達輝が2位となった。