フレッド・ブラッシー。Fred Blassie。プロレスラー。
6月2日、噛みつき攻撃で相手を血まみれにすることから「銀髪鬼」と呼ばれたプロレスラー、フレッド・ブラッシーさんが死去。年齢は85歳とされるが諸説ある。
1918年(1921年説も)、アメリカ・セントルイス生まれ。高校時代からスポーツ万能で知られ、最初はボクシング選手としても活躍したが、リーチが短いためプロレスに専念。正統派レスラーとしてある程度の人気を得たが、悪役レスラーのほうがギャラがいいと、髪をプラチナブロンドに染めて悪役に転向。相手の顔面を流血するまで噛みつく吸血攻撃で「銀髪鬼」などの異名を取った。日本にもしばしば来日し、やすりで歯を研ぐパフォーマンスを披露。その試合はお茶の間を恐怖の渦に巻き込み、62年の力道山戦ではテレビでプロレス観戦していたお年寄り数人がショック死。社会問題ともなった。