ナガシマジャパン。野球日本代表チーム。
11月7日、アジア野球選手権で、長嶋茂雄監督のもとに結成された史上初のオールプロ選手チームが、韓国戦に勝利(2-0)。選手権優勝を果たすと同時にアテネ五輪の出場権を獲得した。
シドニー五輪でメダルなしの4位に終わった野球日本代表は、メジャー組の不参加や長距離打者の不在など、当初の「ドリームチーム」構想とはほど遠いものとなったが、短期決戦を勝ち抜く「点を取られない野球」を掲げてチームを編成。松坂、上原、黒田、和田、木佐貫ら5人の先発候補を含む9人の投手陣を擁し、捕手には城島と谷繁の2人を選出。内・外野は、ゴールデングラブ賞の常連たちが選ばれた。高橋、城島、小笠原を軸に、松井(稼)、キャプテン宮本らの小技と俊足を兼ね備えた「つなぐ」打線は、3試合で24得点と爆発。決勝リーグのシード権を持つ日本代表は、5日に準決勝リーグ1位の中国(13-1)、6日の台湾(9-0)、7日の韓国を3連勝で下し、決勝リーグ2位の台湾と共に2004年のアテネ五輪出場を決めた。