サトウ・タクマ。イデ・ユウジ。F1ドライバー。
2月15日、元F1ドライバーの鈴木亜久里が結成し、2006年シーズンからF1に参戦する「スーパーアグリ・フォーミュラワン」が佐藤琢磨と井出有治をドライバーに起用すると発表した。
佐藤琢磨は1977年、東京都生まれ。高校時代に自転車競技のインターハイで優勝。早稲田大学に入学後も、全日本学生選手権で優勝するなど活躍するが、幼い頃に鈴鹿サーキットで観たF1への思いが募り、97年にホンダのドライバー育成プログラムに参加。トップの成績でスカラシップを得て、全日本F3、イギリスF3選手権に参戦。02年にはジョーダンからF1デビューしたが不調に終わり、03年はBARホンダのテストドライバーとして車両開発に専念した。04年、同チームの正ドライバーに昇格し、同年のアメリカグランプリで3位に入賞。鈴木亜久里以来14年ぶり、日本人として2人目の快挙だった。
井出有治は1975年、埼玉県生まれ。90年からカートに乗り始め、94年から全日本F3選手権に参戦。99年フォーミュラ・ドリーム(シリーズチャンピオン)、2002年フランスのF3を経て、03年にフォーミュラ・ニッポンでデビューを果たした。04年フォーミュラ・ニッポン・シリーズ3位、05年は2位の好成績だった。F1は初参戦。