ヒロヤマ・ハルミ。マラソン選手。
3月12日、名古屋国際女子マラソンが行われ、37歳のベテラン弘山晴美が2時間23分26秒のタイムで、初優勝。マラソン挑戦10回目にして、日本人最年長で優勝という悲願を達成した。
1968年、徳島県生まれ。中学時代に陸上競技を始め、91年に国士舘大学を卒業後、資生堂に入社。96年にアトランタ・オリンピックの5000メートル、2000年にシドニー・オリンピックの10000メートル、04年にアテネ・オリンピックの10000メートルと、3大会連続でオリンピックに出場。かつては同時期に、1500、3000、5000メートルの中距離3競技で日本記録を樹立し、「トラックの女王」とも呼ばれた。本格的にマラソンを始めたのは1998年だが、オリンピック代表には届かなかった。2005年の世界陸上選手権で代表に選出されたものの、結果は8位。他の大会でも2位が最高位であった。名古屋国際女子マラソンは06年12月にカタールのドーハで行われるアジア大会代表選考会も兼ねている。元マラソン選手の夫、弘山勉がコーチを務めている。