マイケル・ブレッカー。Michael Brecker。サックス奏者、作曲家。
2007年1月13日、アメリカのトップ・ジャズミュージシャンの一人、マイケル・ブレッカーさんが白血病のため死去。57歳。
1949年、アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。69年に始まるキャリアの中で参加したアルバムは900タイトルを超える。トランペット奏者である兄ランディと結成した「ブレッカー・ブラザーズ」、エディ・ゴメス（ベース）やスティーブ・ガット（ドラムス）らと組んだ「ステップス・アヘッド」での活動に加え、ハービー・ハンコック（ピアノ）やパット・メセニー（ギター）、ジャコ・パストリアス（ベース）といったアーティストのアルバムにも数多く参加。さらに、ジャズとロックの融合（フュージョン）が進んだ70～80年代を象徴するように、ジョニ・ミッチェルやジェームス・テイラー、ブルース・スプリングスティーンなど多くのポップ・ミュージシャンとも共演している。87年、初のソロ・アルバムを発表し、88年、2枚目の「Don't Try This At Home」で初のグラミー賞を受賞。2003年までに計8枚のアルバムを制作し、ジョン・コルトレーン以来の影響力を持つサックス奏者という評価もある。