ハブ・ヨシハル。将棋棋士。
2008年6月17日、第66期名人戦の第6局で、羽生善治王座・王将が森内俊之名人に勝利。4勝2敗で名人位に返り咲き、通算5期のタイトル獲得で永世称号である「十九世名人」を名乗る資格を得た。
1970年、埼玉県生まれ。小学1年で将棋を始め、小学5年で二上達也九段に入門。85年、史上3人目の中学生棋士となる。89年に初タイトルとなる竜王を獲得。93年には史上最年少の5冠(棋王、王座、竜王、棋聖、王位)を達成。96年には、これに名人と王将が加わり、史上初めてすべてのメインタイトルを独占する7冠を獲得した。2007年には大山康晴十五世名人以来2人目となる「永世王将」となり、同年末には史上最速、最年少、最高勝率で8人目の公式戦1000勝を達成している。すでに竜王を除く6つの永世称号を保持する史上初の棋士だが、あと一期で「永世竜王」も資格獲得となり、永世7冠の期待も高まっている。