ワタナベ・ヨウイチ。戦場カメラマン、ジャーナリスト。
2010年12月1日、全国の民放ラジオ100社が、リスナーを対象に募った「喜・怒・哀・楽」に当てはまる「今年の顔」で、「楽」のトップに戦場カメラマンの渡部陽一が選ばれた。
1972年9月1日、静岡県生まれ。明治学院大学法学部法律学科在学中から、ザイールの内戦を取材。以後、戦場カメラマンとして、世界各地の紛争地域や被災地などを取材し、イラク戦争では日本人初の従軍取材(エンベッド取材)も経験。2010年からコメンテーターとして出演するバラエティー番組「笑撃!ワンフレーズ」での独特の語り口調や温厚なキャラクターが話題となり、テレビなどでひっぱりだことなった。著書に「世界は危険で面白い」「MOTHER-TOUCH 戦場からのメッセージ」、共著に「報道されなかったイラクと人びと」「日本の美しい女子高生」がある。今回、渡部を選んだのは、日本民間放送連盟のラジオ委員会が行った「ラジオdeランキング~パーソン・オブ・ザ・イヤー喜怒哀楽」と題したアンケート調査で、2010年に喜怒哀楽それぞれの思いをリスナーに感じさせた人の名前を募ったもの。最も楽しませてくれたとして「楽」の1位に選ばれた渡部のほかに、「喜」でサッカー日本代表の本田圭佑、「哀」で「トイレの神様」がヒットしたシンガーソングライターの植村花菜、「怒」では菅直人首相が、それぞれ1位に選ばれた。