ニコライ・アンドリアノフ。Nikolai Andrianov。体操選手。
2011年3月21日、1970年代に旧ソ連の体操選手としてオリンピック通算7個の金メダルを獲得し、引退後は日本でもコーチを務めたニコライ・アンドリアノフさんが死去。58歳。アンドリアノフさんは長年、進行性の神経障害を患っていたという。
1952年10月14日、ロシアのウラジーミル州生まれ。72年ミュンヘン、76年モントリオール、80年モスクワと、3度のオリンピックに出場。個人、団体合わせて7個の金メダルを含む15個のメダルを獲得した。オリンピックでのメダル獲得総数は、2008年に水泳のマイケル・フェルプスに破られるまで男子の歴代最多記録で、01年には国際体操殿堂入りを果たしている。1980年の引退後は指導者となり、94年から2002年までは日本体操協会の塚原光男副会長の招きで来日。朝日生命クラブでコーチを務め、塚原直也らを育てた。