しゅ ようき。中国国務院総理(首相)。10月12日から6日間来日し、98年11月の江沢民主席の訪日以後、日本政府の公式謝罪問題で、ギクシャクした感のあった日中関係の改善に、精力的に飛び回った。14日には、TBSの一般市民との対話番組にも出演。「いつまで日本に謝罪を求め続けるのか」という質問に対して、「日本は公式文書の中で、一度も中国に侵略戦争の謝罪をしていない」と答えた。
28年、湖南省長沙市出身。国家計画委の若手官僚時代に「右派分子」として党籍を剥奪され、不遇をかこったが、文革後の79年、党籍を回復。以後、国家経済委の幹部官僚、上海市長、上海市党委書記などを経て、98年3月に首相に就任。江沢民主席、李鵬全人代委員長につぐ党内序列第3位。