トサ・レイコ。陸上長距離選手。
8月12日、カナダ・エドモントンで行われた世界陸上選手権の女子マラソンで、土佐礼子選手(三井海上)が2時間26分6秒で2位に。優勝はルーマニアのリディア・シモンで、2時間26分1秒。土佐と同じ三井海上の渋井陽子も4位に入賞。上位3人の選手の合計タイムで争う団体戦でも日本が優勝。世界陸上マラソン団体では3連覇となり、シドニー五輪金の高橋尚子に続いて、日本女子マラソン界の底力を見せつけた。
1976年、愛媛県出身。松山商業高校、松山大学時代は無名のランナーだったが、99年に三井海上に入社後、豊富な練習量で開花。2000年の名古屋国際、東京国際で、いずれも2時間24分台をマークして2位となり、世界陸上代表の座を射止める。01年の大阪国際で初マラソン世界最高を記録した渋井とは、長期間の高地トレーニングも一緒にこなすチームメートで、2人で刺激し合いながら04年のアテネ五輪を目指す。167cm、45kg。