コトミツキ。琴光喜啓司(コトミツキ・ケイジ)。本名、田宮啓司。大相撲幕内力士。
9月22日、大相撲秋場所14日目で、東前頭2枚目の琴光喜(佐渡ケ嶽部屋)が、13勝1敗で初優勝を決めた。初土俵から16場所目での優勝は、元横綱輪島に次ぐ歴代2位のスピード優勝。
1976年、愛知県岡崎市出身。父親のトヨタ自動車相撲部の元監督、田宮節男さんの指導で、小学校1年から相撲をはじめ、高校は、鳥取城北高校へ相撲留学。高校横綱となり、日本大学に進学後、学生横綱、アマ横綱各2回を含めて、史上2位の27のアマ・タイトルを獲得。
99年、佐渡ケ嶽部屋に入門し、春場所、幕下付け出しでデビュー。同年九州場所、十両に昇進して、しこ名を「琴田宮」から「琴光喜」に。2000年、夏場所に新入幕も、場所前のケガで全休して十両陥落。秋場所で十両優勝。再入幕を果たした九州場所、13勝2敗で、殊勲・敢闘・技能の3賞を独占。2001年、初場所と名古屋場所の2度、関脇に昇進するも、負け越し。3度目の関脇となる11月の九州場所で、大関取りを目指す。殊勲賞2回、敢闘賞1回、技能賞4回。182cm、149kg。得意技、右四つからの寄り。